特集 インターネットが助産を変える
インターネット版「REBORN」の可能性と課題
河合 蘭
1
1REBORN
pp.410-414
発行日 2003年5月1日
Published Date 2003/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100524
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無料であり,時を選ばず,しかも他では得られない情報が得られる――こんな良いものが,女性の心をとらえないわけはない。私はこの数年,通信速度の速いブロードバンドが普及するとともに,女性に出産情報を伝える主役はやがてマタニティ誌からインターネットへ移行していくと考え,それを前提として動こうと思うようになった。出産情報を出すことを仕事とする者にとって,可能性を秘めた新しい大地がある,という考えは,たまらない喜びである。しかし,自分自身の手でサイトを立ち上げたり,他のサイトにもいろいろな形で関わっていると,課題も見えてくる。
私は決してコンピュータに精通した人間ではなく,インターネット用語を自在に操る者でもない。しかしインターネットが本当に家電になるなら,そろそろこういう人間がカタカナの少ない話をしてもいいと思う。ただ女性へ,どんな情報をいかに伝えるかにこだわってきた一ライターとして,自分のネット経験をありのままお話ししてみたいと思う。
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