特集 中絶のケア
[対談]中絶をめぐる制度と社会
斎藤 有紀子
1
,
境原 三津夫
2
1北里大学医学部医学原論研究部門
2北海道江別市立病院産婦人科
pp.213-218
発行日 2003年3月1日
Published Date 2003/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100483
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斎藤 初めまして。まず自己紹介から,というお話でしたので,簡単に私からご挨拶させていただきます。私は明治大学の法学部から大学院の法学研究科にすすみ,法哲学を専攻しました。医療と法律と倫理の境界でおきるできごとを,広く人権の問題として考えています。
特に最近は,医療技術の進歩に伴い,生と死の問題や倫理問題が周産期に集約してきているのではないかと強く感じています。今日は,現場での体験に基づくお考えをうかがえると,楽しみにまいりました。
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