特別寄稿
平成17年度乳幼児栄養調査結果―母乳育児に関する状況を中心に
河野 美穂
1
1厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課
pp.876-881
発行日 2006年10月1日
Published Date 2006/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100415
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
平成17年9月に実施された「乳幼児栄養調査」の結果の概要がとりまとまり,平成18年6月29日に公表しました。乳幼児栄養調査は,4歳未満の子どもを対象にした調査で,昭和60年以降10年ごとに実施され,今回が3回目の調査になります。
母乳栄養の割合など授乳期における栄養方法を把握している国の調査としては,本調査と「乳幼児身体発育調査」(10年周期で実施,直近では平成12年に調査)があります。本調査では,こうした栄養方法の推移とともに,母乳育児を推進していくための具体的な支援方策につながるデータを得ることもねらいにしています。
なお,本調査結果は,離乳期や幼児期の食事状況を含む乳幼児の食生活全般からなりますが,ここでは母乳育児に関する状況を中心に,結果の概要に,一部報告書のデータも加えて紹介することとします。
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.