特集 助産師とメンタルヘルス
看護職のメンタルヘルス支援―リエゾンナースからストレスマネジメントにむけた提案
福田 紀子
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センター看護部
pp.850-854
発行日 2006年10月1日
Published Date 2006/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100409
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はじめに
リエゾン精神看護専門看護師(以下,リエゾンナースとする)の役割は,身体の病や障害により通院・入院されている患者・家族に対して,精神看護の視点からケアを実践するとともに,看護職,看護管理者,そして医師をはじめ他職種との協働によりチーム医療を促進すること,そして患者に直接かかわっている看護職を教育的・精神的にサポートすることを通して,患者ケアの質向上に寄与することである。さらに組織内のリソースとして看護職のメンタルヘルス向上にむけた相談窓口としての役割を担っている。
具体的な活動については,その概要や看護職への支援の実際などについて,これまでに報告されているので,それらを参照いただきたい1-3)。本稿では,看護職のストレスマネジメント,つまり自分のストレスを自覚し,ゼロにはならないストレスとうまく付き合っていくための方策について提案する。
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