レポート
タイ王国の助産師教育
吉沢 豊予子
1
1東北大学医学部保健学科
pp.730-731
発行日 2006年8月1日
Published Date 2006/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100387
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タイ王国の助産師教育に興味を示す
平成18年3月末,タイの首都バンコクにあるマヒドン大学看護学部とタイ北東部のコンケーン市にあるコンケーン大学看護学部の両王立大学を訪問した。この訪問の目的は,青森県立保健大学・新道幸惠先生を研究代表者とする科研費「学士課程の看護統合カリキュラムにおける助産師教育プログラム開発のための準備調査」の研究の一部として行なわれた諸外国の助産師教育の現状調査のためであった。
読者の皆様もご承知のように,日本をはじめ世界の助産師教育は多岐にわたっている。たとえば,アメリカの場合はCertified Nurse midwifeとなり,アメリカ看護助産師協会が認定する資格である。教育としては,Bachelorで看護学を修めてRNとなり,Master2年間でNurse Midwifeの勉強をすることになる。イギリスは,資格は国家資格となり,助産大学(Bachelor)3年あるいは4年間で助産学を修めることになる。これがダイレクトエントリーである。
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