特集 「わかること」「わからないこと」の間にある遺伝の話
座談会―「わかること」「わからないこと」の間にある―遺伝の話
小笹 由香
1
,
吉田 雅幸
2
,
高橋 美佐子
3
,
松原 洋子
4
1東京医科歯科大学保健衛生学研究科
2東京医科歯科大学血流制御内科学
3朝日新聞社
4立命館大学大学院先端総合学術研究科
pp.98-105
発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100139
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
「遺伝相談」「遺伝カウンセリング」は,“人と遺伝”の問題に向き合う領域として,いま,注目を集めています。複雑に入り組んだ“遺伝”の問題に向き合う時,さまざまな職種がチームとしてかかわりをもつことの有用性も指摘されるところです。この問題に助産師はどのようなかかわり方ができるのでしょうか。
“遺伝の話”はどこか難しく,とっつきにくいイメージもあります。しかし,実際の取り組みを知ると,意外にもそこで果たされる“ケア”の役割の大きさに気づかされます。“遺伝”の問題は,「わかること」「わからないこと」の狭間におかれた患者に対する“ケア”の問題でもあるのです。
本座談会では,遺伝相談の現場から,助産師の役割と“遺伝”を取り巻くさまざまな問題について,立場の異なる4人にお話をしていただきました。(編集室)
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.