連載 りれー随筆・258
福井に暮らして
波崎 由美子
1
1福井大学医学部看護学科
pp.554-555
発行日 2006年6月1日
Published Date 2006/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100136
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気づけば,私が郷里の福井に戻ってちょうど2年が経とうとしていますので,この2年間に起こった心に残る出来事を振り返って書いてみることにします。
人生の転機
私は福井県大野市に生まれ育ち,看護学校を卒業するまでの21年間を福井で過ごしました。その後,大阪の助産師学校に入学したのをきっかけに,卒業後は兵庫県の総合病院に就職し助産師として働いていました。よい上司や先輩,そして同期の人たちや後輩に恵まれ,10年間楽しく仕事をさせていただきました。10年も経つと一応さまざまな経験をします。臨床で体験して感じたり悩んだりした看護というものを一度じっくり見つめなおしてみたいと思い,その後,職場を退職し東京の看護大学に編入学しました。
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