特集 集まれ!元気印助産師
完全母子同室制への移行を実現して
與那覇 美佐子
1
,
近藤 奈保子
1
,
富浜 好恵
1
,
錦古里 光子
1
1特定医療法人仁愛会浦添総合病院産婦人科病棟
pp.9-12
発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100003
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はじめに
母子にとって非常に重要な意味を持つ母乳育児をスムーズに始められるように,当院ではWHOとユニセフが提唱する「母乳育児を成功させるための10カ条」に準じて母乳育児,母子支援の体制を育み実践してきた。この中で従来の方向性を一転させたのが出生直後からの完全母子同室制への移行である。
母乳育児を支援(推進)するための基本形態としての要が「母子同室」であり,これまでの半母子同室制を一転させ,原則として完全母子同室制の方針を打ち出した。約5か月間の準備期間を経て,平成15年9月よりスタートした完全母子同室制のこれまでの取り組みの実際について報告する。
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