特集 母児同室制
助産婦が体験した母児同室制と異室制
加藤 節子
1
1学校法人緑が丘学園
pp.1008-1012
発行日 1989年12月25日
Published Date 1989/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207742
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はじめに
この度,私自身が体験した,母児同室および異室制のよかった点とよくなかった点について,産婦として,また助産婦として感じたことをまとめてみるように,というテーマをいただきました。
1980年に結婚して以来,非常勤の助産婦,養護教諭の産休代替要員,ベビーショップのマタニティーコンサルタント,あるいは専業主婦などをしながら,3人の子供を産み,現在は高校の衛生看護学科の実習指導と子育てに明け暮れる毎日です。長男を出産してから8年近くが過ぎようとしていますが,これを機に,3回のお産と産後の入院生活について振り返ってみようと思います。なお,長男と二男は正常分娩で,その後退院までそれぞれ母児同室と母児異室,長女の場合は帝王切開で出産し,母児異室でした。
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