連載 健康インセンティブ制度見聞録・3
―北海道夕張郡長沼町―まずきっかけを提供し,そこから継続を狙う「逆マイレージ」で,抜群の住民周知
西内 義雄
,
三浦 理枝
1
,
白川 摩紀
1
1北海道夕張郡長沼町保健福祉課
pp.256-260
発行日 2017年3月10日
Published Date 2017/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200653
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
始まりは1990年から
北海道,新千歳空港から車で約40分。石狩平野をのぞむ,緑豊かな馬追丘陵に広がる長沼町は人口約1万1200人。のどかな田園風景が広がり,道内有数の大豆,米の産地として知られている。
健康事業は2000年に完成した総合保健福祉センター「りふれ」を活動拠点に,保健・福祉・医療を連携。健康インセンティブは,独自の「長沼町健康ポイントカード」を利用して行われている。その始まりは古く,1990年まで遡る。ポイントは一般的な「貯めて使う」ではなく,「付与したものを使ってもらう」タイプを採用している。
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.