連載 [事例集]新しい健康日本21へのヒント・27
在宅介護医療連携推進会議を通じた専門職間のソーシャル・キャピタルの構築―東京都北区における介護と医療の連携の取り組み
小宮山 恵美
1
,
藤原 佳典
2
1北区健康福祉部介護医療連携推進・介護予防担当
2東京都健康長寿医療センター研究所
pp.866-872
発行日 2015年10月10日
Published Date 2015/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200294
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はじめに
地域包括ケアシステムを構築するうえで,介護と医療の連携が大きな要となることは明らかであり,どの自治体でもその具体的な方策を思案しているところであろう。
東京都北区では,介護と医療の連携を推進するために,2012(平成24)年度より介護医療連携担当の副参事を配置し,「在宅介護医療連携推進会議」を設置した。本稿では,医療・介護の関係団体の代表が委員として定期的に会議に参加することにより,顔の見える関係が発生し,専門職間のソーシャル・キャピタルの構築の一歩となる取り組みへと発展した事例を紹介する。
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