連載 ナカイタ発 保健師へのつぶやき・26
ICN大会からの報告
中板 育美
1
1日本看護協会
pp.711
発行日 2015年8月10日
Published Date 2015/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200235
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6月16〜20日に韓国のソウルで開催された国際看護師協会(International Council of Nurses:ICN)の会員協会代表者会議(CNR)と,それに合わせて開催されるICN学術集会に参加しました。
ICNは,各国の看護師協会から成る保健医療専門職団体として世界最大の組織で,現在133協会が加盟しています。すべての人々への質の高い看護,堅実な世界的保健政策,および看護の知識の発展を保障することに努め,有能な看護人材が世界的に充足されることを願って活動しています。
保健師には馴染みが薄く,あまり関係ないかなとお思いになるかもしれませんので,ICNの「看護師の倫理綱領(ICN Code of Ethics for Nurses)」*の一部を紹介すると,冒頭に,看護師の4つの基本的責任として,「健康を増進し,疾病を予防し,健康を回復し,苦痛を緩和すること」と記されています。さらに,看護師の役割として「個人,家族,地域社会にヘルスサービスを提供し,自己が提供するサービスと関連グループが提供するサービスの調整をはかる」とも書かれています。何かしら感じ取っていただければ幸いです。
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