連載 Cから始めるPDCA実践法 特定健診・保健指導の「第2期」に向けて・1【新連載】
「標準的な健診・保健指導プログラム【改訂版】」のポイント
今井 博久
1
,
中尾 裕之
1
1国立保健医療科学院
pp.728-733
発行日 2013年9月10日
Published Date 2013/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664102227
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連載にあたって
2008(平成20)年度に特定健診・保健指導制度が開始されて以来,さまざまな制度運営上の課題が明らかになってきました。この間,厚生労働省健康局および保険局の「健診・保健指導の在り方に関する検討会」(座長:永井良三・自治医科大学長)で制度運営や実施方法などに関する見直しが議論され,そこでの検討事項やその他の制度運営のあり方などが,今年4月に策定された『標準的な健診・保健指導プログラム』(以下,プログラム)の「改訂版」に盛り込まれました。
この「改訂版」は旧版の187頁から約3割増しの247頁になり,多くの変更や加筆がなされています。特定健診・保健指導に従事する医師,保健師や管理栄養士,事務担当者は,いわゆる第2期(2013~2017年度)に向けて,新規に示されている内容を把握し,しっかりと実行していかなければなりません。そうでなければ,時代錯誤の特定健診・保健指導を実践することになってしまうでしょう。
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