連載 のびのび保健師活動ストレッチ 仕事で元気になれる基本の動作・3
よりそう―そっとそばに寄り添う,ともにいる,そうだねと共感する
佐甲 隆
1
1桜木記念病院
pp.552-555
発行日 2011年6月10日
Published Date 2011/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101630
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東北の大地震・大津波から始まり,原発の問題など,日本は近年にない厳しい時代に入りました。罹災された方々には,心よりお見舞いを申し上げます。またすでに,多くの保健師さんが支援に入り頑張ってくださっていることに,深い敬意を表します。これからも,地域で保健師さんの役割は,ますます大きくなっていくでしょう。危機管理や健康上の問題も含め,公衆衛生の課題も山積しています。みなさんの真の出番がやってきました。もう一度,保健師にこそできる基本的動き方を確認し,しっかり準備していきましょう。
避難所に限らず,誰かが,いつもそっとそばに寄り添ってくれていたり,「そうね,そうだよね」と話を聴いて共感してくれたりするときって,ほっとして,心地よい時間です。とくに,体調が悪かったり,病気がちで心細いときに,誰かがそばに寄り添って励ましてくれたり,お世話をしてくれれば,どんなに安心することでしょう。
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