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心もからだもハッピーに―串間市のヘルスプロモーション/健康への力を高める「ハッピー串間市民大学」の取り組み
川崎 紋美子
1
1串間市福祉保健課
pp.591-593,636-640
発行日 2010年7月10日
Published Date 2010/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101419
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串間市は宮崎県の最東南端に位置し,全国でも珍しい野生馬が生息する都井岬,イモを海水で洗って食べる文化猿で知られる幸島など,豊かな自然の美しさを資源とする観光の町である(図)。人口は約2万人と,年々少子高齢化が進展している。
ここでは2006(平成18)年にスタートした「ハッピー串間市民大学」の取り組みについて,その経過と成果を報告したい。
宮崎県串間市では,2006年8月に「ハッピー串間市民大学」が開校しました。理論にもとづいて構築された3年間の教育体制は,生活習慣病罹患者数の減少といった成果を得るに至っています。さらにこの取り組みは地域へと広がり,市民活動団体「ハッピー串間つながり隊」へと発展しました。人と人とのつながりの強化をめざす地域づくりにも,保健師が健康という側面から活躍しています。
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