特集 地区活動のあり方を新たな視点で
扉
pp.807
発行日 2009年10月10日
Published Date 2009/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101268
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「保健師の中核的業務」である地区活動の弱体化が懸念されています。行財政改革や市町村合併が進展するなか,保健師の担当領域が多様化し,多くの分野で保健師の活躍に期待がかかる一方,採用控えで保健師が多くの業務に追われているからです。しかし,さまざまな健康課題,さまざまな専門職が地域に存在する今日,その地域を丸ごとフィールドとする地区活動は,保健師にしかできません。
今年まとめられた「地区活動のあり方とその推進体制に関する検討会」報告書では,既存のものとは異なる視点から,地区担当と業務担当の重層的な体制が提案されています。
本特集では,保健師の専門性としての「地域をみる」働きを,既存の枠組みを超えた新しい視点から整理してみました。
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