特集① 産後うつを抱えた母親を死なせない 母子保健と精神保健が手を組もう
扉
pp.583
発行日 2008年7月10日
Published Date 2008/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101015
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
育児不安の要素が増えるなか,日本では約10%の母親が経験するといわれる産後うつ。子どもの成長に影響を及ぼすこともあることから,虐待予防の観点から発見の重要性が周知され,対応の多くは母子保健活動のなかの子育て支援重視でなされてきた。しかし,単に子育て支援につなげるだけでは解決できない側面もあり,母親が命を落とすケースさえ報告されている。
本特集では,産後うつの支援として,「母子保健と精神保健の連携」を提唱し,その実践事例や個別支援のポイントを紹介する。産後うつを抱えた母親を死なせないために,保健師ができる最適の支援とは何だろうか。
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.