連載 PHNサギリが行く へき地の保健師活動紹介記・4
月ヶ瀬地区(旧月ヶ瀬村)
青木 さぎ里
1
1自治医科大学看護学部地域看護学領域
pp.626-631
発行日 2007年7月10日
Published Date 2007/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100817
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こんにちは! サギリです。みなさん,お元気ですか?
今月は奈良県奈良市にある月ヶ瀬地区(旧月ヶ瀬村)に行ってきました。旧月ヶ瀬村は人口約1890人,高齢化率33.5%の村でしたが,2005年4月に,山辺郡都祁村とともに奈良市へ編入された地区です。近年あちらこちらで市町村合併されていますが,へき地といえるような地域の多くも合併を体験しているのではないでしょうか? 合併に関係する苦労などもたくさんあるのだろうと思い,月ヶ瀬を訪問しました。
奈良市月ヶ瀬地区は,奈良県の北東端にあり,名張川が東西に流れています。梅の名所であり,美しい梅や渓谷を楽しむために年間20万人もの観光客が訪れています。さらに,「梅の木オーナー制度」というものがあり,観光客は梅の木のオーナーになることができるそうです。オーナーになれば,その樹の実を採り,採った実を梅干づくりや梅酒づくりなど,自由に楽しむことができるそうです。梅の美しさや香りだけではなく,お腹まで満たしてくれる企画ですばらしいですね!
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