連載 「健康格差社会」への処方箋・9
個人・世帯レベルの危険因子への戦略―肥満・教育・貧困児童を例に
近藤 克則
1
1日本福祉大学社会福祉学部
pp.538-544
発行日 2007年6月10日
Published Date 2007/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100804
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「健康格差社会」への処方箋(対策・政策・戦略)は,3つのレベル――①ミクロ(個人や世帯),②メゾ(職場や地域),③マクロ(国・社会)に分けて考えられる(前号参照)。今回は,①の個人・世帯が抱えているリスクについて述べる。
このレベルに限定しても,表1に示すような多くのリスクがあり,その1つひとつが複雑な背景や関連要因をもつ。
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