PHOTO/PICK UP 「まちづくり」の現場/私のまちづくり・1
平均年齢74歳,出演者125人が歌い,踊る―映画「田んぼdeミュージカル」/「わしらのまちの映画」づくりで再生されたもの―穂別町の保健師「トヨミさん」と俳優・女優たちを訪ねて
中澤 十四三
1
,
村中 峯子
2
1北海道・穂別町介護支援センター
2国際医療福祉大学大学院
pp.1-3,38-42
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100665
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今回のグラビアは,北海道穂別町で作成されたビデオ映画をご紹介します。
高齢化するまちに暮らす住民の心のつながりを再生させた,とても懐かしく,あたたかい映画のワンシーンと映画づくりのひとコマです。
映画の要所に登場する「村人ダンサーズ」。平均年齢76歳。大豆畑や田んぼのなかで雄大に踊り,ストーリーを解説する役割を果たす。80歳代の方が3人もいるため,心臓に負担がかからないように,手を肩まで上げない振りつけにしてもらった。踊りを創作した保育士は「手も上げない踊りなんて」と振り付けに苦慮したが,無事,かっこいい踊りが完成した。
まちの「トヨミさん!」
「あのねェ,中澤さんはね,公務員っていう感じじゃないンだわ! かといって,保健婦さんっていう感じでも,ないんだわね。だから,私らはみんなトヨミさん!,トヨミさん!って,呼ぶんだわ。」
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