座談会
上手に読むより自分の呼吸で―「ことばを声に!」という視点から
西村 正平
1
1劇団仮面座
pp.564-565
発行日 2004年6月1日
Published Date 2004/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100502
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孫娘が1歳9か月のときにすべてオノマトペ(擬声語・擬態語)と画だけの絵本を買った。「もこもこもこ」「がちゃがちゃ どんどん」「コロコロコロ」「カニ ツンツン」「もけら もけら」など,タイトルから意味不明の楽しげな絵本だ。
前々から目をつけていた絵本で,1歳児に読み聞かせたときの反応に興味があった。彼女の反応は私の期待を裏切らない。画を指さしながら「がちゃがちゃがちゃ! どんどんどん!」と読んでやると彼女も同じように「がちゃがちゃがちゃ! どんどんどん!」と飽きることなくくり返す。そのことばと戯れるさまがなんともおもしろい。
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