特集 「2007年問題」に向けた保健活動
扉
pp.107
発行日 2007年2月10日
Published Date 2007/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100400
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
2007年から,1947~1950年頃に生まれた「団塊の世代」の大量退職が始まります。この大量退職は,経済的・社会的にさまざまな面で影響が生じることが予想され,「2007年問題」とよばれています。産業界では,この問題を早期から見越して対策を取ってきましたが,地域保健領域ではあまり話題になっていなかったのが現状ではないでしょうか。
これまで職域の対象者だった団塊世代が一気に地域に戻ってくることになり,「会社人間」だった人々の「地域デビュー」が円滑になされることが,老後の健康づくりの課題になると考えられます。本特集が,それぞれの地域に応じた「2007年問題」への対策を考えるきっかけになれば幸いです。
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.