特集 保健活動の対象を捉えなおす
保健活動の「対象」とは何だろうか
加藤 欣子
1
,
紺井 啓子
2
1弘前学院大学看護学部
2東京都江東区域東保健相談所
pp.188-192
発行日 2006年3月1日
Published Date 2006/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100053
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保健師にとって「対象」とは何だろうか。公衆衛生看護の定義から,地方自治体の目的から,教科書の記述から,活動モデルから,その答えを読み解いていく。
主として疾病や障害をもつ人々の療養上の世話を業とする看護師と,地域で生活する人々の健康生活支援を業とする保健師とでは,看護の対象や方法は自ずと異なります。前者は主に個人を対象としますが,後者は地域や職域の人口集団が対象です。本稿では,前者を“病床に臨む看護”という意味で「臨床看護」と,後者を「公衆衛生看護」と呼称することにします。
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