連載 コミュニケーション講座・1【新連載】
コミュニケイションはなぜ必要か
杉 政孝
1
1立教大学
pp.54-57
発行日 1966年4月1日
Published Date 1966/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908845
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この講座のねらい
4月からの学年歴の更新を機として,ほぼ1年間の予定でコミュニケイション講座を続けることになったので,初回にあたる本号では,まずこの講座の全体を通じて筆者が意図している執筆のねらいを述べて,読者諸姉の期待との調整をはかり,あわせて,これからの詳細な各論の展開に必要な基本的概念の解説と,問題全般にわたる予備的な見とおしを示しておきたい。
この講座の直接の実際的目的は,看護学院の構成メンバー,とくに教務主任や専任教員など教育する側の立場にある者と学生との間の適確な意志疎通のルートを確保することによって,教える者と教えられる者との間に不信感や誤解や違和感が発生することを防ぎ,両者の緊密な一体感と協議によって効果的な看護教育を促進することにある。
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