教育技法研究 基礎看護技術教育の検討・5
食事介助の指導
持永 静代
1
1千葉県立衛生短期大学
pp.842-847
発行日 1986年12月25日
Published Date 1986/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908305
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指導内容と指導のポイント
飽食時代を反映してか,食べることに対して貧欲さがない学生が目立つ.しかも硬い物は好まず,食物をよく咬んで食べるという生活習慣に乏しい.さらに箸を正しく使える学生が少ない.日常生活の中で食べることの重要性が認識されていないので食事介助技術の学習が困難になっている.
食べることは,単に生命を維持するだけでなく,人間として心豊かに生活するための基盤となり得るということをしっかりと認識できるような指導が必要となる.
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