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小児看護学における保育園実習の展開とその学習効果
藤原 宰江
1
1岡山県立短期大学
pp.689-702
発行日 1985年11月25日
Published Date 1985/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908163
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はじめに
看護婦養成規則における小児看護は,1968年のカリキュラム改正以前は‘小児科看護’と表示され,講義については‘小児科学’および‘小児科看護法’を教授することが定められ,実習は小児科病室および小児科外来での臨地経験を得るように指定されていた1).すなわち,小児内科疾患を中心とする病児の看護を学ぶことが目的となっていたのである.
カリキュラム改正を期に,看護教育の大綱は健康と不健康を網羅することとなったが2),当然,小児領域においても,健常児の成長・発達・養護をふまえての病児への対応が説かれた.
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