口絵
保健婦が経営する保育園—フナバシ保育園の一日
島田 英子
pp.2-8
発行日 1960年3月10日
Published Date 1960/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202035
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働くお母さん達にとって赤ちゃんや幼児の始末は深刻な問題です。そうしたお母さんに手をかしてあげたい,しかしそれは単に赤ちゃんや子供を"あずかっておく"だけではいけない。「丈夫な体」をつくることと「健全な心」をつくることが同時に加えられなければいけない。今迄の多くの施設は,そのどちらかに片寄っていたようです。
体と心と両面から子供をみて行く,しかも初生から学令迄を一貫してみて行くそんな施設を作ってみたい--というのが看護婦であり保健婦であってしかも多年幼児教育にたずさわった私の夢でした。フナバシ保育園は,昭和30年,はじめは幼児だけの施設として発足しましたが昨年から乳児部を設けて私の夢は一応実現しました。
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