特集 POSの応用とその実践—第6回POS研究会報告
Ⅱ.パネルディスカッション‘POSの応用とその実践’
POSを通してのドクターとナースの協力
山下 文雄
1
,
雲井 加代子
1
,
内藤 妙香
1
,
山本 八重子
1
1久留米大学医学部
pp.808-812
発行日 1984年12月30日
Published Date 1984/12/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908041
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POSとの出会い
それは,医学書院の洋書部の倉庫でのDr. Weedの本の発見に始まる.“Problem Oriented Medical Record”という題名が,私の好奇心をそそった.1969年のことであった.
1972年,マクマスター大学の神経学者であり,“simulated patient”(模擬患者)を初めてつくったDr. Barrowsが来日され,大磯で開催のワークショップに私も参加した.そのとき以来,“problem”と“problem solving”というコトバが,私の頭に焼きついてしまった.そのころ,教室の加藤教授(小児循環器学)が米国に行き,POSを見,その形式(フォーム)を持ち帰り,教室あげてPOSを実行しだした.
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