特別インタビュー
バイオエシックスとは何か—新しい時代の医療のあり方を探る 木村利人氏ジョージタウン大学ケネディ研究所に聞く[その1]
久保 成子
1
1善隣基督教会付属尾竹橋准看護学院
pp.326-336
発行日 1983年6月25日
Published Date 1983/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907829
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‘患者のため’とは何かをもう1度問い直す必要が
久保 先生は医学書院が発行している月刊誌“病院”に‘バイオエシックスと医療’というタイトルで昨年1年間,ご活躍の模様やお考えなどを掲載されておられまましたが,私は時折,その記事を拝見させていただいた程度で,いまだにこの‘バイオエシックス’という言葉そのものに聞き慣れない感じをもっているのです.
先生は法律の専門家ということですが,なぜバイオエシックスということを研究されているのか,あるいはまた,日本においてバイオエシックスの学習会をいろいろな方面でお持ちになっておられるとお聞きしているのですが,医療の中で看護という役割を担当している者として,ぜひこのことについてお聞かせいただきたいと思います.
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