NURSING EYE
看護研究を真の意味で見つめ直そう
藤原 宰江
1
1岡山県立短期大学
pp.322-325
発行日 1983年6月25日
Published Date 1983/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907828
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早朝のラジオは,いつも私の心に新鮮な思いを叩き込む.この稿を手がけてかなり経つので,もう3か月も前のことだったと思うが,その日の段取りの思案や家事に忙しい私の耳に届いた視聴者の声に,ふと手を休めた.それは東京都のある主婦の意見で,自分の子どもの通う中学校で今回採用された修学旅行の方式はすばらしいものであったという前置で始まった.大要は次のようである.
‘例年,学校の立てたプログラムに従って,どこにでもあるような団体旅行が繰り返されてきたが,今年度は生徒各自が自分の意思で計画を立て,それぞれの決めたスケジュールに従ってグループごとに旅行してきた.さまざまな困難を克服してこの計画をやり終えた今,子どもたちの満足はいやが上にも大きく,卒業前のすばらしいプレゼントになった’というのである.
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