特集 POS実践の新たな展開
Ⅱ.経験発表
臨床看護学実習へのPOS導入・2 成人看護学内科実習にPOS受け持ち患者記録を使用して
中木 高夫
3
,
筒井 裕子
1
,
玄田 公子
1
,
福本 美鈴
1
,
藤腹 明子
1
,
松本 富貴子
1
,
端 章恵
1
,
太田 久佐子
2
,
宮脇 美保子
2
,
阪口 直子
2
1滋賀県立短期大学看護学科
2滋賀県立総合保健専門学校看護第2科
3滋賀医科大学第2内科
pp.777-779
発行日 1982年12月10日
Published Date 1982/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907749
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はじめに
臨床実習を効果的に行うために,これまでも様々な工夫がされ,報告されている.POSを用いたものについては,山下1)によって,POSを臨床実習に応用するための演習カリキュラムが発表されている.
本学における成人看護学内科実習は2週間だけであるので,特に実習初期に十分な患者把握をすることが必要である.また,その患者の問題を解決するためには,適切な情報を意図的に収集2)することが要求される.これまでの記録は,情報収集のための基礎資料として項目(表1)は与えていたが,大枠であり,情報収集が系統的に行われていなかったため,抽出された問題に片寄りがみられた.また,学生の観察能力により情報の内容に差が出ていた.
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