私の発言
学生指導に問われる教師の姿勢—学生のレポートからの反省
阿神田 節子
1
1山口赤十字看護専門学校
pp.1-5
発行日 1980年1月25日
Published Date 1980/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907403
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はじめに
看護教育に病棟実習が必要だといいきる,確固たる基盤を現在の私はもちえないが,看護が人間と人間との交わりであることからは,どういう形にしろ,交わりの機会は教育的に学生に提供される必要があろう.その機会は,主として臨床現場に委ねられている.ところが,看護専門学校における教師の多くは,臨床から学校へと立場を変えただけであり,したがって実習場所における学生指導も臨床業務的な指導になるのも事実である.
もちろん,それは誤りではないが,教育の本質から考えるとどうであろうか.
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