ルポルタージュ 女と靴下・2
天に梯子をかけて
鈴木 俊作
pp.377-384
発行日 1978年6月25日
Published Date 1978/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907221
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去年の春,名古屋の日本福祉大学に車椅子に乗った女子学生が入学した.白石真帆さん,昭和34年,姫路生まれ,車椅子の障害者が大学に入学したのは,日本では真帆さんが初めてであり,彼女の入学を契機に大学側も新しく便所を設けたり,石段をスロープにかえるなどしたことは,新聞や週刊誌などで報道された.上掲の詩は,詩人であり,姫路の文化活動の指導者として知られる彼女の父親,白石昭(市川宏三)さんの詩集“真帆”から抜粋したもの.‘女と靴下’第2回は,真帆さんの母親,白石縫子さんに子育ての苦労話をざっくばらんに語ってもらった.
以下は,その聞き書きである.
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