第3回医療と教育に関する国際セミナー
‘地域医療におけるプライマリー・ケアの実践’に出席して
藤城 喜美
1
,
阿部 泰子
2
1神奈川県立看護教育大学校・保健教育部
2神奈川県立看護教育大学校・保健学科
pp.158-159
発行日 1978年3月25日
Published Date 1978/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907192
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人々が健康の主体性を自覚し,適切な生活が送れるようにするための教育的役割・機能をめざして,ライフプランニングセンターではいくつかのセミナーが実施されている.それらのセミナーの1つとして,医療と教育に関する国際セミナーが既に2回行われていたが,直接参加したのは今回(昭和52年8月)が初めてである.今回のテーマ‘地域医療におけるプライマリー・ケア’については,最近,雑誌で目にしたり関係者の間て耳にしたりする言葉である.昨年我が国で行われた第16回国際看護婦協会大会でも,看護におけるプライマリー・ケアが話題の焦点となり,その概念や実践方式,またその概念が生まれてきた社会的背景に日本の保健婦として興味を覚えるところが多く,今回の参加を思い立ったわけでもある.
2日間のセミナーのうち,特に初日の武見医師会会長やアメリカからの4人の講師,カリフォルニア大学,ハーバード大学のファミリー・プラクティスの部長,ファミリー・ナースプラクティショナー養成担当プロフェッサー,医学部教授らによる講演は,考えさせられるものが多かったので,その概要を初めた簡単に紹介したい.
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