コミニケーション
ダレムコンファレンスに出席して
塚原 仲晃
1
1大阪大・基礎工学部・生物工学
pp.80-81
発行日 1982年2月15日
Published Date 1982/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425903522
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昨年11月29日から12月4日まで,西ベルリンのダレム高級研究所で,ダレムコンファレンスが開催され,出席する機会をえた。今回のテーマは「神経系の修復と再生」についてであり,48人の出席をえて,ベルリン郊外の閑静な住宅街にあるダレム高級研究所で行なわれた。
ダレムコンファレンスの趣旨については,1977年の会に出席された東大伊藤正男教授のレポートがあるので詳しくは述べないが,特定のテーマを中心とした学際的および国際的な情報と意見の交換と,同時に,科学研究に関する集会の1つのモデルを提供することである。特に後者に関しては,今回の組織責任者であるスタンフォード大学のNichollsにより開会の冒頭に述べられた如く,ダレムコンファレンス形式の集会はアメリカでは1つのワークショップの形式として定着しモデル化されつつあるとのことであり,極めてユニークなものであった。
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