教育研究レポート
小児看護学—その考え方と組み立て方(2)
高橋 俊子
1
1東海大学医療技術短期大学・小児看護学
pp.501-505
発行日 1977年8月25日
Published Date 1977/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907125
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I.小児看護学実習の考え方
前回述べたように,小児看護学の目的は小児の成長発達を理解し,小児の特殊性を十分考慮し健康児の保育のあり方を学び,その健康児が健康破綻をきたした場合に,保育技術および疾病の知識を活用して病児の看護を行い,母子のかかわりを認識したうえで援助できる能力を養うことにある.
この目的に到達させるため,小児看護概論,小児保健,小児疾患とその看護という枠組で教室内学習,教室外学習,実習を通して学習するのであるが,すべてこれらの学習形態は関連を持って教えられなければならない.
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