特集 保健所実習指導—学生レポートを中心にして
実習レポート・2 幼児期における教育的影響因子を考える—期間:6月7日〜6月11日 場所:深川保健所
佐藤 美江子
,
糸井 喜美子
,
近藤 朋子
pp.9-12
発行日 1971年5月25日
Published Date 1971/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906457
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研究目的と仮説
保健所実習にあたって,私は3才児検診に強い関心を持っていた。幼児期は人間形成の最も重要な時期である。幼児の健全な育成は将来の日本・世界に影響するものであり,人づくりの基本的な課題といえよう。その幼児期における教育は必ずしも意図的に与えるものだけでなく,知らず知らずのうちに与えていることが多い。親子のふれあいを通して与えるものや,生活を通して与えるものもある。
ここに私は,幼児に教育的影響を与えてゆく因子を考える。その因子を次の二つとする。
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