特集 厚生省幹部看護婦(専任教員)講習会
成人看護学—看護の立場から
高橋 百合子
1
1東京逓信病院高等看護学院
pp.29-31
発行日 1966年11月1日
Published Date 1966/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905723
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医学の拡大化に伴う看護
先ほど宮崎先生が成人看護というのは非常に大切だということを強調されたと思いますが,私どもも成人看護は,内科看護,外科看護を初めとして,たくさんの看護法,あるいは疾患を持っております。そういう場合に,どういうふうにしたら効果的にかつ合理的に,しかも学生にわからせることができるだろうかということで,日ごろ非常に頭を悩ませ,また,どれほど各講師を動員して,どれだけの時間を各講師に配分して,そしてそれが重複しないようにということで,ご苦労されていると思います。
それでも,なお,かつ最低で示された基準では,なかなか足りないとか,あるいは現在のように医学の概論とか,あるいは医学の拡大化とか,そういうようなものに伴いまして,看護に求められるものが日々大きくなってくる社会の状態にあるわけなんです。
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