グラビヤ
新校舎に学ぶ—順天堂高等看護学院
早川 光雄
pp.49-52
発行日 1966年8月1日
Published Date 1966/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905690
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従来,病院附属という条件のなかで,ともすれば看護学校の舎屋,設備にまでは手がまわりかねるといった施設も多いようだ。順天堂高等看護学校の新校舎は本年4月竣功した。かねてより同大学で新築工事を急いでいた地下1階,地上8階延床面積約2070坪の第8号館の完成により,この建物の1階フロアー全部,約230坪を,高等看護学校が使用することになったものである。2階〜4階は神経科診察室および病棟,5階以上は看護婦寄宿舎となっているが,1階校舎は教室3,実習室,集会兼読書室,廊下ホール,校長主事室,教務室,事務室,倉庫2などで構成されている。
設備で特に配慮された点は,教室の黒板がひからぬよう曲面になっていること。実習室がカーテンにより準備室と区別したり,個室のようにできるなど,時に応じて広く,また実習内容により使用区分できるようになっていること。
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