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手術創と包帯交換
小林 美恵子
1
1国立京都病院
pp.23-25
発行日 1963年10月1日
Published Date 1963/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663904447
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手術創について
「手術」といえば創を伴わないことはほとんどない。したがって創に対する治療およびその介助は,外科看護における重要な部分をなすものである。
手術創と一口にいっても創全部が縫合わせられた場合,または縫合わせてあってもドレーンを挿入した場合,あるいは創の縫合が全然行なわれていない場合など,また創の部位についても包帯の固定しやすい場所とそうでない場所,あるいは,創の清潔の保ちにくい場所,たとえば瘻孔付近の手術創など種々あるわけで,手術創の多くは無菌創であるが,そうでないいわゆる化膿創などもある。
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