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新型伸縮包帯について
藤田 五郎
1
1自衛隊中央病院
pp.699-700
発行日 1967年5月20日
Published Date 1967/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204307
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従来,包帯学上,分類され定義されている包帯の目的や種類はきわめて多種多岐にわたつている.
戦後,創傷治療法は,防腐法的処置主義に代つて,無菌的処置主義が行なわれる傾向にある,その理由は,大陸医学に代る英米医学の影響と,さらに抗生物質の発達が,その主な原因と思われる.一方,高分子化学が発達をみて,いわゆる包帯材料に大変革をもたらしたが,それに加えて,紡績部門における糸とその編み方に改良工夫が試みられ,かつてみられなかつたような織布を作り出すにいたつた.これは,日常の衣類はもちろんのこと,各種ガーゼから,巻軸帯,絆創膏にまで利用されるにいたつた.
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