教育の基礎
青年の心理—学生の心をどうとらえるか
乾 孝
1
1法政大学
pp.21-24
発行日 1960年11月1日
Published Date 1960/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903943
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教育に従事するものは,いうまでもなく第二反抗期にある学生の微妙な心理を適確に把握して,じゅうぶんにその成果を挙げなければならない。しかしながら,ただでさえ激変する社会において,世代の違う新しい青年の心理を,一体どうつかんだらいいのか,それは当事者たちに共通した大きな悩みであろう。それにしても青年の心理をつかむためには,自分自身の旧い殼や心理の動きを,きびしく反省することから始めなければならないのである。
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