特集 看護教育をとりまくこの1年の動き
訪問看護ステーションの現場から看護教育者に伝えたいこと
渡部 純子
1
1おもて参道訪問看護ステーション
pp.1032-1035
発行日 1998年12月25日
Published Date 1998/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903820
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はじめに
看護職が経営者になれるという,看護界にとっては画期的ともいえる“訪問看護ステーション”のシステムができて,早6年が経つ.今,また介護保険という新しい制度をめぐって,医療・保健・福祉の分野では,まさに動乱といってよい程,この新制度に向かい全勢力を駆使している.訪問看護ステーションもその渦の真っ只中にあり,さまざまなとまどいを感じつつ,地域の看護ニーズに応えようと日々訪問を重ねている.
看護教育の新カリキュラムにも在宅看護論が位置づけられ,より幅広く健康問題を援助するスペシャリストが誕生してくることへの期待は大きい.本稿では在宅看護において要求される能力に視点をおき,訪問看護ステーションの現場から教育への要望をまとめてみたい.
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