連載 癒しの環境・8
医療施設における癒しの分類
高柳 和江
1
,
クミコ・クリストフ
1日本医科大学(医療管理学教室)
pp.632-635
発行日 1995年8月25日
Published Date 1995/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903689
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医療施設を医療を行なう生活の場として考えたとき,医療施設における癒しは,どうあったらよいのか?患者の視点に立って考えてみたい.
急性期の治療のために入院した患者の動きから,患者の病院環境認識を分類すると,次の5つが考えられる.医療環境認識,身体適応環境認識,生理的環境認識,生活空間認識,死の看とり認識の5つである.どの環境認識にあっても患者の尊厳は守られるべきであるが,現実はどんなものであろうか.
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