特集 「看護倫理」教育―国立相模原病院附属看護学校の実践
患者の意思の尊重と看護師の役割の葛藤 看護倫理Ⅱ・2年生の発表から
禁煙意思のない患者の思いを尊重しながら,疼痛緩和のため禁煙へと導く方法を学ぶ
渡辺 萌
,
岡部 佳恵
,
遠藤 久美子
,
柄澤 雅美
,
西村 美佳
,
野原 大裕
,
野村 江梨夏
pp.435-437
発行日 2003年6月25日
Published Date 2003/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903422
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この事例を選んだ理由
患者の「喫煙したい」という強い思いを学生は感じた.しかし,喫煙による疼痛増強という身体面を考えて,つらさを理解しながらも禁煙指導を行った.しかしそれにより患者と学生の関係が悪化した.そこで,どのようにすれば患者との良好な関係を保ちつつ禁煙へ導けるかという問題に直面した.患者の意思の尊重と看護者としての役割の葛藤について学びたいと考えこの事例を選んだ.
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