焦点
[海外の看護教育]オーストラリアにおける看護の継続教育
矢野 知佐子
1
,
大神 恵美子
1
,
姫野 稔子
1
,
マーナ豊澤 英子
2
1大分医科大学大学院医学系研究科看護学専攻修士課程
2前大分医科大学医学部看護学科
pp.851-855
発行日 2002年11月25日
Published Date 2002/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903296
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はじめに
オーストラリアは,1984年から約10年の間に看護教育の大学化を成し遂げ,同時に継続教育を推進するための様々な支援体制を充実させ,看護教育・看護システムの構造化等において先進性を発揮している1-3).オーストラリアの継続教育の発展には,看護基礎教育の充実が礎となり,現在のシステムに大きな影響を与えている.
近年,学士取得を望む日本の看護職により,オーストラリアの継続教育システムの一つである通信教育が遠隔教育として利用され始めている4,5).このような看護職のニーズにさらに応えていくために,日本の看護系教育機関においても,オーストラリアの継続教育カリキュラムやそれを支援するシステムを導入し,教育方法の多様化を図ることが望まれる.
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