特別寄稿
映像に描かれた青年像―「ちゅらさん」の魅力
渡部 真
1
1横浜国立大学教育人間科学部
pp.1102-1104
発行日 2001年12月25日
Published Date 2001/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902658
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NHKの朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」が9月で終わりました.本稿では,このドラマの魅力について考えてみたいと思います.
あらすじを簡単にまとめると次のようになります.沖縄が日本に返還された日に生まれた古波蔵恵里(国仲涼子)の小学校時代から物語は始まって,彼女の上京,就職,婚約,結婚,育児などをユーモラスなタッチで見せてゆきます.ドラマは,看護婦という職業を選んで東京の病院で勤務していた恵里が病院を辞め,自分の育った沖縄の小さな島で医者の夫と地域の医療にあたるために帰るあたりで終わります.1人の女性の10代,20代の生活と周りの人間との交流を興味深く描きます.
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