特集 看護技術教育のこれから
第3部 看護技術を見直す
測定体位,マンシェットを巻く強さが血圧に及ぼす影響
林 朋代
1
,
福永 綾
1
,
藤井 峰子
1
,
山本 真希子
1
1兵庫県立総合衛生学院看護学科第2部29回生
pp.991-994
発行日 2001年11月30日
Published Date 2001/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902637
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
私たちは,血圧測定の方法や根拠について次のように学んだ.
血圧変動因子である測定体位については「ふつう仰臥位で約10分以上安静にして測定する」1)「収縮期血圧は一般に立位<坐位<臥位の順に高くなり,拡張期血圧は立位がやや高く,坐位>臥位の順に低くなる」2),マンシェットの巻き方については「指2本入る程度に巻く」3)「巻き終わったときの圧迫状態は1~2指が入る程度」4)「マンシェットをきつく巻くと収縮期血圧は低く拡張期血圧は高く,逆にゆるく巻くと血圧値は高くなる」5)と教科書に明記されているものである.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.