海外文献にみる看護教育学研究
学生の看護への適応化に関連した要素
天野 志保
1
1東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科
pp.698-699
発行日 2001年8月25日
Published Date 2001/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902575
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近年における若年層のストレス耐性の低下や自尊心の向上,職業意識の低下といった傾向は,看護学生においてもとりわけ珍しいことではなくなった.さらに,看護教育の大学化が進み,社会的ステイタスが少しずつ変化し始めた一方で,看護学に対するモチベーションが明確でなく,大学教育課程において一度は進路の変更を思案する学生も増えてきた.
臨地実習においては,本当に苦しむ「人」をはじめて目の当たりにし,対処のしようがないと悩む学生もいれば,「痛い」ものは仕方がない,「医師の指示」に従うことが自身のあるべき役割だと考える学生もいる.
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