特集 日本の看護・看護教育 私にとっての20世紀
読者に推薦された人がつづる―私にとっての100年,この時
関根龍子―Ryuko Sekine
市川 肇子
pp.656-657
発行日 2000年8月25日
Published Date 2000/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902325
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昭和60年代,全国的に看護専門学校の開校が相次ぐ中,厚生省健康政策局看護課課長補佐として関根先生の指導を受けました.今でこそ,看護教育の社会的理解も得られ,教育環境は大きく向上しましたが,当時の教育現場は理想と現実のギャップに悩んでいました.関根先生の看護教育理念に基づいた一貫した厳しい指導は,学校設置者である病院当局,市町村の行政担当者の看護教育に対する考えを変えさせ,成果が出るたびにどれだけ勇気と意欲を与えていただいたことか.カリキュラム改正時の説明も看護への情熱の伝わる,きちっとしたわかりやすいものでした.
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